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見ちがえるほどその場所は魅力的に

別に各階のエレベーターの扉の前を、一階の豪華さに比例するかのように飾り立てろというのではない。ちょっとした空間的な広がりや、照明のデザイン、アクセサリーのコーディネートのやり方によって、見ちがえるほどその場所は魅力的になる。「藤和南麻布ホームズ」(平成七年完成、売り主:藤和不動産、設計:KTインターナショナル、施工:戸田建設)のように、エレベーターを建物から完全に分離させることで、各階にブリッジ状の外部エレベーターホールを設けるのもなかなか魅力的なアイデアだと思う。エレベーターホールと呼べるような広いスペースが用意されていなくても、「ガーデンハイツ調布・柴崎」(平成七年完成、売り主:菱進不動産、設計:アオヤマプランニング、施工:大林組)のように、各階でエレベーターを降りるとその正面に、雰囲気を持ったタペストリーが飾られているだけで、そのフロアのイメージは格段にアップする。「イトーピア鷺沼クランフォード」(売り主:伊藤忠商事・明豊エンタープライズ、設計:アーキサイトメビウス、施工:熊谷組)では、各階のエレベーターホールの楽しさの演出が不動産会社の一つのヴィジョンとしてパンフレットにもうたわれている。ビューホールというコンセプトで、一〜六階のエレベーターホールに大型ガラスウィンドウを設置、エレベーターが開くと目の前に景観が広がるように計画されている。