子どもは知らない場所、慣れない場所を怖がって腰が引けている場合も多いようです。一番、無理なく入塾させる上で、よい「動機づけ」となるのは、やはり友達の存在です。仲良しの子が、「塾へ行ってよかった」「あの塾へ行きたい」と言い出すと、子どもはたいてい「○○ちゃんも行くから、自分も行く」となるんですね。あるいは、体験授業などに参加させる方法もいいと思います。「とにかく一日でも二日でもいいから行ってみよう」と言って塾に行かせると、意外と子どもはその時間を楽しむものです。当校でも、子どもが最初から「塾に行きたい!」と言うわけではありません。お父さん、お母さんが「体験だと思って、とりあえず一日だけ行ってみなさい」と背中を押すんです。仕方なく行ってみたら、結構楽しかった。だから、続けてみるというケースが多いんですね。実際、そこそこ勉強ができる子どもにとって、塾は楽しい場所だと思います。塾に来ると、完全に能力別ですからクラスの中に同じような力をもった子がいっぱいいる。従って学校の授業のように、早くできて手持ちぶさたになる時間はない。彼らにとっては、それが楽しいことなんです。当校でも無記名でアンケートを取っていて「学校と塾では、どっちか面白いか」と尋ねると、ほぼ百%「塾が面白い」という答えが返ってきます。また勉強が苦手な子どもにとっても、塾は楽しい場所です。自分のレベルでわかりやすく教えてくれるため、学校の授業とは違って「わからないまま先へ行く」ということがない。その結果、自分だってやればちゃんとできるんだ、という体験ができるんですね。